【本紹介005】 お金は寝かせて増やしなさい - 水瀬ケンイチ著
本書は、悪く言えば筆者の自慢話のようであるが、投資信託をする上で押さえておくべきポイントを知ることができる。
もちろん、筆者はインデックス投資派で、タイトルにもあるように寝かせ続ける手法を採用した立場で書いているが、なるほどと思わせるところが大いにある。
何点か覚えているところを挙げると、
- 長期的視野に立てば損しない
- 投資信託は大きくINDEX投資(寝かせておくだけ)とアクティブ投資(たくさん売り買いして市場の成長以上の利益を求める)に分けられるが、プロが運用しているにもかかわらずアクティブ投資でも市場の成長率に勝てるのは2-3割
- これは手数料の大きさによる。また、ベストなタイミングで売り買いできるわけない。
- にも関わらず、証券会社はアクティブタイプを進める。それは手数料が多くとれるから。
この本を読み、私も資金をINDEX投資に入れよう、と思った次第である。
ただ、非常に難しいのは、答えが出るのが何年も先だということ…。リーマンショックのようにガクっと下がった時に耐えられるか?というのが非常に肝。筆者は耐え続け、現在は上がっているからこのような本を書いているわけであるが。
そういう場面で耐えきれなくならないためにもある程度の分散投資が必要、ということであるのだが。
本書で良かった、と思うのは寝かせ続けるINDEX投資でも出口戦略が書かれていたこと。あまり特別なことが書いてあったようには思わなかったが、人生で資産をどう増やし、どう切り崩していくかを考えるヒントにはなるのでは無いだろうか。ぜひ皆さんも読んで考えてみて欲しい点である。
【投資信託_201808買い増し】
【本紹介005】で紹介した「お金は寝かして増やしなさい」でインデックス投資は長期での投資を考えた際資産を増やせる可能性が非常に高いということで、今月から少しずつ投資信託を買うことにした。
リスク軽減のため、何年かにかけて毎月1回(月末)の買い付けでゆくゆくは全資産の25パーセントをインデックス投資に、としたい。
インデックス投資対象は、以下の6つのグループを考える。
- 国内株式IDX
- 先進国株式IDX
- 新興国株式IDX
- 日本国債IDX
- 先進国国債IDX
さて、何から買っていくかであるが、国内株式は景気も上向かないしもうひと下げあるかな、という気がするし、先進国、特にアメリカはトランプ政権による経済の刺激で株高になっているし、今は新興国株式IDXから買ってみよう、ということにした。
実は8月の中旬に10万円分買ってみたのであった。商品は“eMAXIS 新興国株式インデックス”
初回は中途半端なタイミングであったが、今月の給料日が来たということで明日早速買い増し。
ここで気になったのが、本当にこの商品でいいのか?ということ。
INDEX投資は手数料が大きな意味を持ってくる。そこで比較してみたが、実はあまりよくなさそう…?
まだまだ勉強中でよくわかっていないが、今月は信託財産留保額がゼロで、かつ信託報酬率も0.2%と非常に低くなっている“eMAXIS Slim 新興国株式インデックス"に商品を変え買い増しすることとした。
【本紹介004】 「週末コンサル」の教科書 - 鈴木誠一郎著
私の勤める会社の業績が芳しくないという状況もあって、給与以外の収入を作りたい、という気持ちから手にした本である。
筆者によると、長年大企業に勤めてきた人というのは専門性に加え、大企業のが長い時間かけて築き上げてきた効率的なシステム等が身についており、それをベースに他社のサポート、つまりコンサル業務が可能である、ということであった。そのためには、今までの経験を棚卸し、資料として作り上げ、人に伝えることが可能な形にすることが必要である、と。
さらに、現在は単発(プロジェクト単位)でのコンサル募集に関する情報がネット上で得られ、サラリーマンを続けながら条件次第で(週末のみコンサル先に出社、等)副業にできるということであった。
ただし、筆者のイメージとしては50代以降のシニア層をイメージしているようである。もちろん若い人でも可能なのであろうが、やはり経験不足では勉強しなければならないことが増えて本業が疎かになるだろうし、なによりコンサルの募集があったとしても採用されないであろう。
そんなわけで、この本を読んでいきなり週末コンサルを始めようということにはなっていないが、まずは自分の経験を記録し、アウトプットできるような準備を整えていくことにした。その一つがこのブログでもある。思ったことを書き留めることで考えもまとまるし、後々容易に思い出すこともできる。業務に深くかかわることはもちろんかけないが、個人的な記録にとどめておき、一般的な内容であればどんどん本ブログで投稿していきたいと思う。
皆さんも、まずは記録をつけるというところから始めてみてはいかがだろうか。
【本紹介003】 3分で一発OK! 社内プレゼンの資料作成術 - 前田鎌利著
puro私の勤務先ではプレゼンの機会というのは限られていて、というのも本書で例として挙がっているような、いわゆる“企画書”を作成したり、あるいは営業先に売り込む、ということはほとんど無い。あるとしたら各プロジェクトの派遣が終了し本社に戻った際にFeedbackプレゼンをする程度である。
そのため、社会人4年目になる現在まで資料作成術を学ぼうという気持ちが芽生えることは無かったが、先日私の部署の部長が作成した資料を見て、これは酷い…という印象を持ってしまい、勉強しようと思った次第である。
その資料というのは、社長以下各部署のマネージメント陣に対して部署の改善策を説明するためのプレゼン資料であったが、内容の前に、箇条書きで文字がたくさん並べられた、読まないと分からない資料であった。さらにいうと、読んでもロジックが練られておらず、結局何が言いたいの?これで社長は部署が改善されると思えるのか?という低レベルのものであった。
ここで本書の細かい内容には触れないが、
- できる限りシンプルに。“読ませる”資料ではダメ
- ロジカルな展開
というのは最低限守らなければならないことで、それに加え聴衆の理解を促すためにビジュアルで効果的な加工(ただしさりげなく)が求められる、ということであった。
今回の出張は残り数か月というところに来ているので、帰国時のプレゼンで本書を参考に良い資料を作りたい。
【仕事の心得001 】 人を信頼しない人は信頼されない
社会人4年目であるが、海外出張中はローカル雇用の“部下”をまとめる立場でいわば中間管理職である。
一方で自分には上司がいるわけだが、自分もそうならなければ、と思うことがある一方で、反面教師にしなければならないこともあり、そのあたりの気付きをこの【マネージメントの心得】のカテゴリーでメモ程度にまとめていきたい。
記念すべきNo. 001は、「人に信頼されるには、人を信頼する」
自分の上司は全くと言っていいほど人を信頼しない。部下が問題解決のために苦心していても、「どうせダメでしょ、もう新しいの買いなよ」と、さも自分はリスク管理を徹底していると言わんばかりの対応をしてくる。買う、といっても個人レベルの金額ではなく数百万円単位の話。会社のお金とはいえ何百万円という金額のために良心から頑張っているといったことを感じもしないようで。
こんなんでは、この上司のために働こうという気持ちは薄れる一方。人を信頼しない人は、最終的に自分が信頼されなくなるのである。
さらに、人を信頼しないと組織は成り立たない。部下に何かを任せ、小さなことから責任を感じさせ、上司は部下の頑張りを認める。そうやって信頼関係を築いていく努力を上司部下ともにしていかなければならない。それがない場合、高圧的な態度で組織の秩序を保つことは出来ても二度と一緒に仕事したくないと思われて人が離れていくことになる。
いくら仕事と言えど、人間関係を疎かにしてはマネージメントは務まらないということであろう。
【本紹介001】 不動産投資の”すごい”真実 - 杉本宏之著
買った本はもれなくレビューする、というルールのもと、ブログを更新していくこととする。
こう宣言するのも、読んで買ったことを後悔した本についても記録のためにコメントを残すためである。
表題の本を読みはじめてまだ1割、というところでもう読みたくもない、という内容。
というのも、筆者の経営する会社は素晴らしいんですよ!ということを書きたいばっかり。。
イライラしてほかの読者のレビューを探してみたら、そもそも会社の広告本なんですね。知ってたら買わんかったよ。。
内容も不適切じゃないかなあ。
例えば家賃10万円のワンルームマンションに投資したとして、都内だからと言って30年間下がらず家賃収入を得られ続けられるはずがない。
不動産投資は30年40年のスパンで考えましょう、とか書いてるみたいだけど、
ボロが出る前に、5年後か10年後かに会社売却して売り抜けよう、なんてことしないよね?杉本さん…
最後まで読んでまた更新しようと思いますが、果たして読む気になるかどうか。。
【本紹介002】 サラリーマンは300万円で会社を買いなさい - 三戸政和著
表題の本はそんなに簡単な話じゃないと批判的な意見を述べる人もいるようだが、